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Fatip スラント オープンコーム Lo Sotorto Originale


fatip slant opencomb

Fatipのスラントが発売されていて、オープンコームのスラントなんてあるんだ、と思ってつい買ってしまった。

スラントのホルダーは前から欲しいと思っていたがなかなか手が出せずにいた。

というのも、似たようなひげ剃りなんか2個も3個もいらないというごく当たり前な理由で購入は我慢していたわけである。

しかし今回のFatipに関しては、オープンコームでスラントという2つのイレギュラーな形状、いかにもヒゲを剃りそうなフォルム、Fatipの打ち出す”傾き”のコンセプト、などなどにより、これはいよいよ購入するかと、スラントに向き合う重い腰を上げた次第だ。

 

結果から言うと、

・アグレッシブでシャープ

・細部のクオリティは値段なり

ねじれててかっこいい

と、おおよその予想通りの使い心地だった。

 

※スラント…カミソリの刃をねじり、斜めに固定する形状。ヒゲに刃が斜めに当たるため切断力が上がる。

※オープンコーム…セーフティーバーが櫛(くし)なっている形状。泡を保持する、刃が肌に当たる面積が増えるなどの効果がある。

 

Fatipについて

Fatipはイタリアのホルダーメーカー。

中価格帯のクラシックなホルダーをメインで生産している。

高価格帯の製品もあるが、ハンドルが木製だったり特殊な加工をしていたりするのもので、iKon Razors やショップオリジナル品のような実験的なコンセプトとは意が異なる。

乱暴に言えば、ミューレやエドウィンジャガー、パーカーなどの「堅実な価格とクオリティ、高額商品のメインは意匠代」なブランドのくくりに入れられるかと思う。

 

 

今回、Fatipはオープンコームとクローズドコーム2種類のスラントモデルを同時発表。

価格も2500円〜3000円程度と良心的な設定である。

その告知も前々からされており、満を持しての発売となる。

 

 

Fatip Slant Open Comb

slant opencomb

 

クロームメッキ。

仕上がりはハンドルのちょっとしたバリ感が気になるなど、ハイクオリティというわけではない。

しかしまあ、100ドルオーバーの品でもないし、こんなもんだろう。

逆にこの値段でスラントが味わえるほうが驚きだ。

 

両刃カミソリ スラント オープンコム

普通の3ピーススタイル。

ヘッドが薄いため、鼻の下など狭いスペースも剃りやすい。

 

Lo Sotorto Originale

ヘッドのアップ。

刃をねじりながらも、コーム部分は垂直に流れている。

 

merkur34C fatip

Merkurの34Cと。

大きさは一般的なショートタイプ。

ハンドルのねじれは滑り止めにもならなければ握りやすくなるわけでもなく、多分ただの飾りである。無愛想な外見ながらもしっかり保持しやすいメルクール34Cとはいい比較対象になる。

 

総評として

fatip シェービング

見た目通りアグレッシブである。

ダルな刃や使い古した刃とはいまいち相性が悪く、引っかかる感触がある。

逆に、シャープな刃でアングルをキープして肌の上を滑らせるだけで容易に深剃りできる。

剃り味は雑なところもあるが、スラントとしてのポテンシャルは秘めているように感じる。

 

が、初めて使った際に力任せにいったら血を出してしまったし、何度か使った現在でも油断するとすぐにカミソリ負けしてしまう。

傷んだ肌にはセイヤーズのトナーがよく効く。収斂性が抜群で、血も止まりやすくなる。

アグレッシブなシェービングには欠かせない。