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クラシックシェービングをはじめた


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クラシックシェービングが一体そのへんのシェービングとどう違うのかというと、一枚刃だということが挙げられる。5枚刃とかが平然と売られている中、一枚刃でいくというのがいいよね。そんな数ばっか増やしてもしょうがないでしょ、みたいな。クラシックシェービングにはT字のホルダーを使う両刃スタイルとストレートレイザーを使う片刃スタイルがある。片刃スタイルっていうのは俺が今考えた名前で、ああいう床屋でやってるような剃り方をなんていうのか俺は知らない。

共通するのはブラシでクリームを泡立てたてること、蒸しタオルで肌を温めることだ。髭を剃るまでの準備がしっかりしていれば容易に深剃りができる。肌を蒸して毛穴を広げ、ブラシで寝ている毛を起こし、滑りの良いクリームが馴染んだところに、鋭いカミソリを滑らせる。これがクラシックシェービング。

 

経緯

ひげ剃りに意識的になったのは確か大学生になってすぐの頃。一人暮らしを始めるついでにドラッグストアでシェービング用具を一通り揃えた。何枚も刃があるジレットだかのT字カミソリ、スースーするようなシェービングジェル、スーパー銭湯で見かけるようなアフターローション。そういうので髭を剃っていたんだけど、そのスタイルはすぐやめた。頭がフラフラのカミソリはいまいち使いにくく、ジェルはベトベトして、ローションの匂いは自己満足に過ぎず、若造のくせにミスマッチなおっさん臭さを発していたと思うとぞっとしない。結局、大学生という身分も相まって、ヒゲもまあ伸びてていいっしょ、バイトのときだけ剃れば問題ないだろうという腰砕けな結論に至り、どこぞのホテルでくすねてきた誰もが見たことのある2枚刃T字カミソリで髭剃りをすることになる。途中でジェルからスプレー缶に入ったクリームに変えたりしたものの、切れ味が落ちたT字で剃る習慣はしばらく続いた。

 

この時点でまだ俺は髭剃りに対して確固たる信念、あるいは最低限の知識を持ち合わせておらず、過剰な煽り文句や飛び出るようなフォントについ心を揺さぶられてしまうような危なっかしい状態だった。剃り残しなし!ヘッドがくねくね曲がって安全!なんとかジェルがヒゲを溶かす!そういう商品を見かけるたび「そういえば今のカミソリも結構使ってたし、そろそろ変えてみるか」と適当に手に取っていた。そのうち、複数枚刃、特に替刃の値段に改めて驚き、ジェルやクリームの変化はよくわからず、ローションのにおいに辟易し、これってなんかおかしいんじゃねえのかということを少しずつ思うようになっていった。

 

ある日、なにかの小説で「彼は女の子を待たせていても熱いお湯でゆっくりと髭を剃る」みたいな一節を目にして、俺の中に熱いお湯で髭を剃るという概念がアップデートされた。熱いお湯だとヒゲとか皮膚がふやけてかなり楽に剃れる。なんだ、あんまり刃の切れ味とかクリームとか関係ないじゃん。ローションとかもくっせえしさ。やめやめ。

お湯を使えばけっこういいと気づいて以降、クリームを雑に塗り、ホテルで失敬したカミソリで雑に剃るだけの時期が長く続いた。ホテルカミソリは切れ味がすぐ落ちる。だが、切れなくなるということはない。角度や力の具合を調節すれば無限に使えた。多分1つのカミソリを1年とか2年は使っていた。ヒゲもそんなに濃い方ではないし、まあええやろ、みたいな。

 

しかし最近、床屋に行くことが増え、ヒゲを当ててもらうのってやっぱりいいよねということを再確認する。この動画の影響も大きい。

 

 

ブラシで泡立てて、よく切れる刃がついた重いカミソリでスパスパ剃っていくのは楽しいわけよ。これをなんとかうちでも再現できないかと思い、結果、クラシックシェービングだなという考えに至る。

 

必要なもの

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・ホルダー 

 

・刃

 

・ブラシ

 

・ソープ

 

・アフターシェーブ

 

ホルダーはホテルカミソリと違って重い。カミソリを肌に押し付けると肌が傷むので、あくまでカミソリは乗せるだけ、重さで剃る。メルクール334c(34cと表記されたりするけどよくわからん)は初心者におすすめらしい。なぜなら価格が安い。作りが凝ったものは2万近くする。一方メルクールは4000円程度でカミソリに必要な機能がしっかり備わっている。しかしアマゾンで買うとなぜか値段が乱高下している。4000円くらいのときもあれば9000円のときもある。海外だとだいたい40ドルくらいなので、9000円のときはかなりボられている。

 

刃はメーカーごとに切れ味が違うらしい。メルクールのものしか試していないのでわからない。互換性があり、どの会社のものでも装着できる。ぺらぺらのくせに切れ味はよく、開封してすぐのもので剃るとジョリジョリという音すらせずするりと滑っていく。ヒゲに引っかかる手応えもない。何回か剃ると切れ味も落ちてくるのでさっさと替える。メルクール純正は1枚100円くらい。両刃の替刃は安いものだと1枚30円程度。一方、複数枚刃の替刃…というかヘッドカートリッジはお得用10個パックで3000円、1カートリッジ300円とかする。でも複数枚刃は長持ちで1ヶ月ほど使えるとか。このあたりのランニングコストは正直よくわからん。俺は1月に1回しか替えないようなものはなくすことがわかりきっている。コンタクトも絶対ワンデー派。

 

ブラシは…まださっぱりわかっていない。ブラシの毛に使われるのは主にアナグマ毛、豚毛、人口毛の3種類で、アナグマ家が最高級と謳われているけどそんなに関係ないというレビューも多い。価格も数百円の怪しいものから一万円オーバーの怪しいものまで多数ある。写真のものはQSHAVEのアナグマ毛で、しばらく使ったけど毎回抜け毛がある。そんなもんなのか?OMEGA、Semogueあたりが定番らしいが使ってみないと差がわからない。

 

ソープは色々試してみたいけど、シェービング業界のメジャーどころに日本の輸入代理店などはなく、海外通販でしか手に入れることができない。なので未体験。写真のものは一年くらい前にアマゾンで買って、「これブラシじゃないと全然泡立たないやつだな」としまいこんでいた。ブラシだとしっかり泡立つ。

追記:バクスターオブカリフォルニアはシェービングクリームも売っているメーカーというだけで、これはふつうに体を洗うための石鹸でした

 

アフターシェーブはローションとバームがある。当然バームのほうが保湿できる。オールドスパイスは香りが好みなので最初に買ってみたという感じ。

 

現状、日本でクラシックシェービングするには海外通販に頼るのが一番安くて種類もある。けど、とりあえずお試しでっていう段階でソープやバームをあれもこれもと買わないし、今回は全部アマゾンで揃えた。日本アマゾンには海外価格と比べるとボッタクリのものも多く、いちいち調べて比べるのに難儀した。

 

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iPhone 6sと比較した各アイテムの大きさ。

右から、刃、ホルダー、アフターローション(小)、ブラシ。

アマゾンで注文するときに大きさがわからないのが微妙にイヤだったので、参考になれば。どれも手に収まる程度の大きさ。

 

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これで一体どう剃るんだって俺は疑問だったんだけど、まあ手に取ればわかるわけです。店頭においていないから手にとりようがないけど。

右のやつがカミソリでとても薄い。ペラペラ。こんなんでヒゲなんか剃れんのかって思う。海外の映画とかジョジョとかでなんかでよく見かけますね。イヤな場面でしか見ませんが。

 

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これがセットしてネジを締めていない状態。上のヘッド部分はただ乗っかっているだけ。

 

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ネジ部分を締めると、ヘッド部分が降りてきて薄い刃がいい感じに曲がる。これでよく見る普通のカミソリの角度になる。

 

朝のクソ忙しい時間にそんな悠長なことやってられっかよ

統計とかあるわけじゃないからよくわかんないけど、髭剃りって大方の人は電動シェーバーでバーっとやって終わりなんじゃないでしょうか。面倒だしね。毎朝毎朝。

でもあの電動シェーバー、肌に合わないという意見もまあまあ耳にする。俺もそうだし。剃った後チクチクするくらい剃り残しがわかるのはあんまり気分がいいもんじゃない。

時間に関しても、そんなに変わらないと思うけどね。蒸しタオルとかをしなければ2分もかからない。最初は手間取るかもしれない。使う道具とか工程が多いからね。でも3回もやれば手順も力加減も簡単に把握できる。

 

朝からチクチク不快な思いをするくらいだったら、ゆっくりクラシックなシェービングでツルツルに剃り上げて、いい香りのローション叩いて、家を出てみたらどうでしょうと、そう思うわけです。

 

追記:

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試しに計測したら3分17秒かかりました。

嘘をついて誠に申し訳ございませんっした。