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本日の就職面接のお礼【請求書在中】


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株式会社ドスグロ 採用担当 様

 

本日は面接の機会を設けていただき、ありがとうございました。

リラックスした雰囲気で、自分の実力を100%出し切ることができました。

「君、そんな見通し甘いんじゃ社会で通用しないよ」等、私の転職活動自体を前向きに応援する言葉もいただき、光栄に思います。

みなさまの心遣いに改めてお礼申し上げます。

 

さて、以下は本日の請求書となりますので、指定する口座にお振込み願います。

 

金  ¥1,000,000―

 

内訳

パケット代金:100円

待機時間にスマートフォンを閲覧したパケット料金です。ちょっとエッチな動画広告に見入ってしまい、めちゃくちゃギガが減った分です。およそ200MBの容量を使用したので月々のパケット1500円÷3GB×200MBで計算しました。僭越ながら、wifiの設置を推奨します。

 

時給:1,000円

面接自体にかかった時間がおよそ1時間だったので、私の今の給与を時給換算し、設定させていただきました。御社で面接をしていなければ私はその分普通に仕事をできているわけですから。

 

交通費:1,400円

御社までのガソリン代が片道300円で、往復分です。

加えて、朝早い時間の面接ということもあり、下道を想定していた経路では朝の渋滞に巻き込まれ、ナビの予定到着時間も大幅に遅れてしまったため、やむなく高速道路を使用しました。結果、開始時間には間に合いましたので、高速道路料金を含めて請求させていただきます。

 

接待費:2,500円

一人の面接官が仕事中で遅れるということで、面接が始まるまでは人事担当の方に御社の成り立ちや現在の事業の解説をしていただきました。しかし私は御社のやっていることには全く興味が無いため、この30分間は接待として取り扱わせていただきます。

キャバクラのチャージ相場である5,000円/60分を参考にしました。

 

接待費(2):5,000円

面接中に私のキャリア、普段の素行、人生観に対し、面接官の方からいくつかのご指摘をいただきました。しかし私はあくまで面接を目的に御社に伺っており、雑談に行ったわけではありません。面接官はトータル10分程度お話をされていましたが、その分を第二の接待費として計上させていただきます。

こちらはキャバクラの延長料金を参考にしました。

 

ライティング料:20,000円

私があらかじめ用意した履歴書と職務経歴書に加え、御社で別途用意されたエントリーシートと、1次試験時の作文問題についての料金です。一般的なフリーライターの寄稿相場である5,000〜20,000円を参考に、金額を設定いたしました。

文字数はトータルで2000字程度ですが、すべて手書きでパソコン及びワープロソフトのように書き直しやコピーアンドペーストができないところ、すでに履歴書に書いてあることを二度も三度も書かなければいけないところなどを考慮しました。加えて、ボールペン記入ということで、一旦鉛筆で下書きをした際の手間賃も含ませていただきました。 

 

 スマイル:70,000円

私が笑顔を作っていた時間×人数です。人事採用担当の方に計30分、面接官2人に対してそれぞれ20分の計70分です。は?笑顔の料金なんておかしい?俺のスマイルは1分1000円だよ。マクドナルドじゃねーんだぞ。

 

プライド:900,000円

こうして採用面接を設けていただいたにもかかわらず、面接官の方は面接中に不合格を匂わせることをおっしゃっていました。ご期待に添えず申し訳ございません。おそらくは残念な結果なのでしょう。にもかかわらず、私は仕事を休み、御社に間に合うよう急いで車を走らせ、面接官の遅れにも文句一つ言わず、話は黙って聞き、常に笑顔だったわけです。本日、御社に伺ってからの一挙手一投足は御社に入社するための手段であり、入社した後もこうした言動の対価として将来的に給与を頂戴するわけですが、今回はご縁がなかったということで、早急な支払いを要求します。

私はなにも好き好んでヘコヘコしていたのではなく、そのほうが面接にとって都合が良いからそうした言動をとっていたのであり、それは御社、ひいてはこの面接というシステムがヘコヘコしていないと機能しないというところに原因があります。多くの就活生、就職希望者がどのような思いで面接に望んでいるのかはわかりかねますが、私は採用担当に対しても面接官に対してもあるいは社長や創業者のような人物に対しても、ヘコヘコしなければならないという点には大いに違和感と不満を抱いています。にもかかわらず、これを強要し、あげく落選させるというのであれば、その分の料金を請求しないわけにはいきません。

今一度、さっき顔を合わせたばかりの二人の人間の、片方がふんぞり返り、片方がヘコヘコしなければならない状況について鑑みていただき、その対価として100万円という金額が妥当かどうかを再考いただければと思います。

では、よいお返事をお待ちしております。