前編
あらすじ:身幅を詰めたらいい感じになったのでがんばる
丈
ショップコートとかそういう丈の長さなので詰めていきますか
これで新たな生地が生まれます
これはまだ仮縫いの状態ですが、このようにします
ポケット
ジャケットのポケット
別生地で補強してみたかったんだ
入り口を若干斜めにしたけど気休め程度
ハンドウォーマーっぽく横向きにつけたほうが完全に使いやすいです
ポケットは後悔ばかりで、サイズをもっと大きくしたかった、バータックかリベットで補強したい(どちらも設備がない)、2本ステッチの幅ももう少し狭くできたはず、など
ボタン
ボタンは邪魔なので全部取った
余談
余談だが、このようなワーク感のあるジャケット・コート類の総称は一体何なのだろうか。今のところカバーオールという文言を一番見るが、幼児用の服にも用いられているし、そもそもが和製英語でしっくりこない。レイルロードジャケットを参考にしているが、鉄道員用のディティールはほぼない。ポインター、カーハートなどワークブランドではチョアコートだが、丈感・生地感共にコートというよりはジャケットだ。
一応、ワークジャケットとしているが、このワークジャケットもジャンルとしては存在するが、商品名にはなっていない。
そもそもその仕事の形態に対してあらゆる仕様が混在し、コートとジャケットの境目も見えなくなってしまっているものに対して分類し系統立てていかないと、総称、そして各分類の名前というのは付けられないのではないか。
そこに無理矢理名前をつけていくからジーンズのことをデニムと言ってみたり、ジャケットのことをカバーオールと言ってみたり、服の名前も少しずつ変化をさせるハメになるし、それに対して消費者も、特に疑問を持たず、異論を唱えず、商品を購入しているのだ。
彼らは、いや、俺達は雰囲気でアパレルをやっている。
で、いまはこんな感じ
なんとなく、作りながら、できることできないことの取捨選択をしてその場の思いつきでいろんなことをしたりしなかったりすると、ダメっぽいですね。
最初に設計図立てて、確固たる執念で実現していかないと、なんだかわからないものが出来上がることになります。
なんだかわからないものはクソだ。
ユーザーの意見をフィードバックし、改善を重ねたそれとはにているようで全く異なる。
これももうかなり取り返しの付かない所まで来ていますが、それっぽい感じでやっていく所存です
次回、襟、ボタン取り付け、裾のラウンドの処理
ちなみに前回の次回予告の通りにいってない気がしますが、そういうものです
なんでもかんでもお前の思い通りに行くと思うなよ
このつづき