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EIGHT-G Lot.881 色落ち等レビュー


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EIGHT-G Lot.881 16oz(16months, Unkown wash)

16ヶ月目

最初は3ヶ月に一回、後半は月イチペースで洗っている。

 

日本の高品質セルビッジデニムを使ったブランドは数あれど、ジーンズを軸に据えてその色落ちに特化したものとなると数は限られてくる。

極端なヘヴィオンスデニムと特濃染色によって見たことのない色落ちを作り出していくような、商売としてはかなり効率が悪そうなことをしてくれるブランド・メーカー各社には頭が下がる思いだ。

 

その中でも、エイトジーはゼロシリーズ2キロジーンズという身も蓋もない物理で殴るようなラインナップが魅力だ。

 

ゼロシリーズは、国産デニムが高いというイメージを払拭するために利益を限りなくゼロに近づけるというコンセプト。日本性のセルビッジジーンズが1万円を切るという破格の値段設定になっている。

 

2キロジーンズは、その名の通り総重量が2kgある。ボタンホールの生地が硬すぎて指を怪我をしないよう専用フックまで販売している、まさにモンスタージーンズだ。ちなみにこの2キロジーンズ、販売価格が7万円台にも関わらずいつ見ても在庫切れ。

そうした、もはや普通のジーンズとは全く別の方向をひた走るエイトジーだが、メインラインナップのつくりは至って真面目な5ポケットジーンズだ。

わかりやすい形や特殊な加工ではなく、分かる人が分かる遊びどころで暴れているというか...

パット見は普通のジーンズだが、見る人にとっては驚きのキワモノである、というのが今のところエイトジーに抱く印象だ。

 

EIGHT-G Lot.881 の色落ち

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レギュラーストレートで少し太めなこともあって、膝裏のハニカムは今ひとつ。

しかし、全体のニュアンスとして点が集まって線になるような色落ちは、迫力がある。

 

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特濃染色と洗濯

エイトジーは染めが濃く、最初はなかなか変化がなかった。だから「これもしかして洗わないといつまでたっても色落ちしないんじゃない?」と不安になり、3ヶ月後にひどく汚れて一回洗い、そこから何かこぼして6ヶ月後に一回洗い…と当初の「絶対洗わない」という固い意志はどこかに行ってしまったのである。

しかしバックステッチが全損した6ヶ月あたりを境に徐々に色落ちし始めた。

一年を超えたあたりから割りとどうでも良くなり、ちょっと土埃がついたから…ちょっと多めに汗をかいたから…などと理由をつけて月イチで洗っていた。

 

ジーンズを洗うと生地のインディゴが剥離して青色が薄くなっていくわけだけど、このエイトジーは洗っても洗っても濃いところは濃いまま。なかなか全体が青くならない。

これをどう捉えるかは人それぞれだ。何年も洗わずに穿いてバキバキの濃淡を楽しむことができると思う人もいるだろう。色落ちを気にせずに何回でも洗えると思う人もいるだろう。

 

マスターピースであるオールドリーバイスの素朴な色味はどうしても付きまとう。

あの灰色にも見える薄い青色には、ン十万円の価値があるわけだし。

しかし、ジャパンデニムという別のカテゴリにおいて、まだまだおもしろい商品を世にリリースして我々を驚かせて欲しいと思う。