何もない部屋からこんばんは。
どうも、ミニマリストです。
世界NO.1 ミニマリストと呼ばれている私ですが、さすがに幾つかは物を持っているので今日はそれをみなさんにお教えします。
その数たった5つ。
人間が生活する上で必要なものって5つで充分だったんです。
極限までアイテムを絞ることでストレスや悩む時間もミニマルに抑えることができるため、とても快適に生活を送っています。
ぜひ参考にしてください。
第5位:THE NORTH FACE PURPLE LABEL / COOLMAX(R) Pack Sox
着用期間3年
あなたは3年履いても破けない靴下を知っていますか?
これがそれです。
登山用品最大手の”ノースフェイス”と、日常で長く使えるアウトドアウェアを提案するnanamica(ナナミカ)のコラボレーションライン、ノースフェイスパープルレーベルからのアイテムです。
そもそもこのパープルレーベル自体がかなりミニマリストにオススメなんです。シンプルなデザイン、オーセンティックなアイテム、そして長年の技術で培われてきた耐久力の三拍子が揃っています。「服なら全部ここで揃えろ」と言っても過言ではありません。
このパックソックスはその中でもロングセラーであり、かなり完成形に近いアイテムです。
・クールマックス配合で夏でも冬でもサラリと快適
・それでいて厚さがあり長時間歩いても疲れない
・とにかく丈夫でリブもへたらないし擦り切れたりもしない
という事がわかり、ミニマリストの私は持っていた他の靴下を全部売りました。
また、これ以降買い足してもいません。だってこの一足で充分なんですから。
理解できない人がいたらごめんなさい、ミニマリズムってこういうことなんです(笑)
第4位:A.P.C PETIT STANDARD
着用期間2週間
このジーンズの何がスゴイかというとブランドが洗濯しないことを推奨していることです。
洗わなくていいということは毎日このパンツを履けるということ…つまり他のパンツを全部売れるじゃないですか!
やった!最高ゥーーーー!!!!!売るぞ売るゾーッポポポッポポポオオォォォォォ!!!!
と思い、購入しました。
最初は本当に洗濯しなくてもいいのかなと疑っていましたが、現在本当に問題ないことがわかってきたので下着とパンツは全部売却しました。
おかげで今までにない愉悦を味わいました。この世のものとは思えない快楽。
モノをお金に変えるって素晴らしい…持たない暮らし…シンプルライフ…あ〜出ちゃいそう。何かが。
第3位:Omega Pacific Link Cam
使用期間4年
私の場合クライミングは手段であり目的ではないので、ギアは少しでも減らしたいところ。
そんな時このカムを見つけてしまい、つい購入してしまいました。ミニマリストが聞いて呆れますね(笑)
しかしこの衝動買いは大正解でした。まず剛性が申し分なく、頻繁に使っていないことを差し引いてもまだ一度もワイヤーが切れていないのはすごくないですか?
そしてこのカムの目玉がこちら。
このように3段階のレンジを設けることにより、一つであらゆるクラックのサイズに対応できるのです!スゴクないですか?
今までカムは6個ほど持っていましたが、たった2つでカバーできることがわかったので、もちろん全部売りました。
最近ではこういったギミックを駆使してよりライトに、よりファストに登攀を楽しんでいます。
また、近場の軽登山などでは「服を着る必要が無いのでは?」という疑問から全裸で登っています。こちらの全裸登山はまだ実験段階。普段よりちょっと早く帰れるかな?疲れが少し少ないかな?というぐらいです。試行錯誤を続け、結果が表れ次第、ミニマル全裸登山術として世に広めていこうと思っています。
ちなみにですが、登山靴とレインウェアだけは絶対必須ですよ!体を守る手立てですからね!
Omega Pacific - Climbing gear, carabiners, quickdraws, rock and rescue gear from Omega Pacific
第2位:Tシャツ
着用期間13年
ユナイテッドアスレというメーカーのお土産用プリントシャツです。
いままでTシャツは色々着てきましたがどれも平均的な寿命は1年ほど。破けて捨てたり飽きて売ったりと入れ替わりの激しいアイテムでした。
その中でこのシャツは13年の年月を経ても、経年変化こそありますが大きくヨレもしていません。
長い着用に耐えるタフさ。ミニマリストにとっての絶対条件ですね。
また、サイズ感と生地の厚さが絶妙なので着用によるストレスがほぼありません。引っかかりがなく、毎日着れるという点で非常に優秀です。
「I LOVE DAZAI」「Man was born for love and revolution」などのパンチラインが並んでいるプリント部もお気に入りです(笑)
洗練されたデザインと計算され尽くされた耐久性が一つのシャツになっているという驚きのアイテム。
プライベートとビジネスシーンをシームレスにつなげるのは数多くあるシャツの中でこれだけではないでしょうか。
言うまでもないですが、これ以外にうちにはシャツがありません(笑)
え?
そんなダサTとしても笑えないようなマジのダサいシャツ真っ先に捨てろって?
それはできません。
なぜなら亡くなったおじいちゃんのお土産で唯一残っているものだからです…。
「ツヨシはすぐ物を売ってしまうからなあ」
おじいちゃんはよく言っていました。
「お前いつも着るものに困っているだろ?」
おじいちゃんは私のミニマリズムをよく理解もしないで、ことあるごとに私に服をくれました。
「おじいちゃん、ありがとう」
私はそれらをいつも引きつった笑顔で受け取りました。
そして数回着ては売っていました。
おじいちゃんがこのシャツを買ってきたのは、青森の太宰治記念館「斜陽館」へ旅行に行ったときのことでした。
そのときおじいちゃんは病状も悪化しており、「これが最後のおみやげになるかな、なんつって、ヘヘ」と言って渡してくれました。
私は引きつった笑顔を浮かべるのが精一杯でした。
おじいちゃんは晩年、4人部屋の病室でいつもちょっと居心地悪そうに寝ていました。
私はお見舞いに行くたびに「テレビっていらなくね?ワンチャン売るしか」とか言い出すので病院を出禁になっていました。
おじいちゃんをあまり看病できなかったことは私の中でいまでも心残りなのです。
おじいちゃんは今際の際で私に言いました。
「いいか、ツヨシ。モノは大切にしろよ…簡単に売ったり捨てたりしちゃイカンぞ…」
おじいちゃん…
俺、ミニマリストやめるよ…。
なんでもかんでも売るのも。
「持たない」とか言いながら次々いろんなもの買うことも。
「いらない」とか言いながら人にモノを紹介することも。
「シンプル」とか言いながら矛盾だらけのブログを書くことも。
「丁寧」とか言いながら広告をメチャメチャに貼ることも。
俺、もう”モノはいらないけど金は欲しい”でおなじみのミニマリストはやめるから…。
安心して休んでね…おじいちゃん。
第1位:数珠