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フライターグのスマートフォンケース/FREITAG BOOKLET FOR IPHONE


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スマートフォンみたいなものにケースを付けるというのはなんだか本末転倒な気がするんだけど、そういう規格だからしょうがない。

これだけ発達したテクノロジーはそのほとんどが通信速度と記憶容量を省スペースに詰め込むために費やされるから、俺たちはヌルヌルしたゲームを快適にプレイし、貴重な時間をドブに捨てることが出来る。

今のスマートフォンの堅牢さや丈夫さでは、20世紀のアメリカ人だったら一日持たずに壊してしまうだろう。ちょっと力がかかったり落としたりするだけで簡単にどこかが損傷してしまう。

持ち運びできると謳っているものの精密な機器だから注意しなければいけないという暗黙の了解がまかり通っているのにも欺瞞を感じる。据え置きで使用するのならまだしも、あらゆるコマーシャルではアウトドアやコンクリート上での使用こそ推奨され、その携帯性が存分にアピールされる。

しかし人間に絶対などはなく、注意力が弱かったり手が乾燥していたり物の扱いがぞんざいだったりするだけでスマートフォンを使用するポテンシャルは著しく落ちてしまう。偏差値、身体能力、収入、モテ、そういったものに関係なくスマートフォンは壊れていく。そういう意味でも、スマホは人類にはまだ早かったのかもしれない。

 

俺はだいたいスマートフォンを落として画面を割ったりしてしまい、「おっ、スマホは脆いとかいうけど画面バキバキでも使えるなんてもしかしてめっちゃ強いんじゃね?」とか思っているうちにどんどん挙動がおかしくなり、ついには起動しなくなるというようなことが何度もあった。

物はだいたい落とせば壊れるのである。

 

 FREITAG BOOKLET FOR IPHONE

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www.freitag.ch

 

リサイクルポリエステルの改良が続く中、使い古したトラックの帆をそのまま素材にすればエコじゃない?という安直だがクリティカルな商品ラインナップが魅力のフライターグ。汚れなどはバッチリ残ったままだったりするが、丈夫。

iPhoneのように最先端のデザインなのに(だからこそ?)壊れやすいもの、とにかく丈夫な使い古しの布。二つが真逆なようでいて意外としっくり来るのはフライターグのアイデアや操作性の気持ちよさが関係していると思う。

 

操作性・アイデア・プロダクト感

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www.youtube.com

このフライターグのiPhoneケースは手帳部分とは磁力でくっついている。必要ない時やカメラを使う際には取り外せる。

フライターグの製品はこのiPhoneケースに限らず、バックル留めやベルト締めの操作感が快適であり、荷室のとり方も絶妙で、そういう物理的なアクセスの容易さや素材使いの妙は、もともとのコンセプトである「トラックの帆、自動車のベルト、自転車のチューブを再利用する」といったところにつながっていく。過去のプロダクトの使いにくさなり、ゴミが増え続ける環境問題なり、何かしらの問題をアイデアで解決していく姿勢だ。

 

スマートフォン、特にiPhoneも、今までキーボードとマウスでカチカチやらざるを得なかった煩雑なプロセスを指一本で直感的に解決できたエポックメイキングなガジェットであるのは間違いない。しかしそれと同様に、音声や映像のみを表面に取り出し、物理的なアクセスを少なく絞っているわかりやすさも一種の発明だと思う。

気持ちの良い操作感と高いデザイン性は最新機器として購買欲をガンガンに煽る。

 

フライターグの高いデザイン性、問題への直結性は、実際に手にして普段からそのアイデアの妙に触れていたいと感じさせられる。

人間の悩みは「荷物をたくさん持つ」という問題から「スマートフォンが壊れる」という問題にシフトした。皆さんの解決方法はアップデートされているだろうか。