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次のマスク


日本人はみんなマスクをしていて外国人からは奇妙に見えるというのは、結構昔からずっと言われている。

分段されたコミュニケーションだとか、顔が隠れる匿名性だとか、みんなが着けていることによる集団の強迫観念だとか色々言われているけど、ただ顔が寒いからマスクをしているだけですが?という意見もある。

理由は複合的で一個の原因というものはないのだろう。

だから、みんながマスクを付けている状況は解決しないし、そもそも問題ですらないのかもしれない。

マスクくらい自由に使わせろ。

 

wired.jp

 

あとマスクとは関係ないけど、満員電車の風景とかをスロー再生してみたりというのもよく見かけるし、東京にいる疲れた人というのはよっぽどフォトジェニックらしい。

www.cnn.co.jp

 

こうした東京の風景が病的な都会のメタファーっぽく使われているのに対して、中国やインドなんかでは大気汚染のおかげでマスクをしないと本当に病気になってしまう。

ほんの一部のガスマスクを付けた中国人を面白おかしく紹介したトバシ記事なんかもあったが、実際マスク自体は一般的に使われているようだ。

ただ、マスクを選ぶ基準が日本とは少し異なる。 

なんで白を選ばないのかと聞くと、白のマスクは医者が付けるものでそのイメージが強いから、という理由が多く、白を積極的に付ける理由自体があまりないみたいです。

 

ameblo.jp

 

 

日本ではマスク自体はファッション性とは切り離されたものであり、「イケてるから白を選ぶ」というよりは「黒いマスクとか妙な所に気を使ってて変」という風潮であるように思う。

その起因は「下手に創意工夫を凝らすより、みんなと同じで匿名性が高いものを選ぶ」という雑なノームコア解釈の延長線上にある強力な民意なんじゃないかな。

つまり、多くの人は「変でなければ服なんかどうでもいい」と思っていて、それが「白マスク以外は逆にダサい」というムードとして現れている。

「白でも黒でもどっちでもいい」ではなく「黒?変じゃない?ダサくない?」。

 

次のマスク

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とはいえマスクそのものは、空気が汚れている国や地域を起点に注目されて進化しているっぽい。

日本では考えられなかった黒マスクなんかが象徴的だけど、アメリカやニュージーランドではスタートアップ企業が今までの安い使い捨てのものとは一線を画すマスクを販売している。

 

heapsmag.com

 

ちなみにここで紹介されているマスクも日本アマゾンを通すとインチキ中華製品っぽくなってしまう。検索を重視すると醜悪になるね。

 

思い返せば一昔前はマスクなんて少し厚めのガーゼ的な布にゴム紐がくくりつけてあるだけの雑な構造のものだった。

ちなみに欧米でマスクと言えば防塵マスクで、風邪の予防というよりは化学物質や土埃を防ぐために使われる。

既に形成されていて伸縮性がほぼないのでめちゃくちゃ隙間ができるのが特徴だ。

しかし現在の日本のマスクは、折り紙の構造で、パッキングされている時点では平面だが着用する時に立体的になって顔にフィットする機能的なものへと進化を遂げている。

そうしたいわゆる日本の白マスクは医薬品会社主導なわけだけど、ここがアーバンマスクの流れでコラボなんかして大化けしたらおもしろそうだな、とは思う。