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作業着となったジーンズの色落ち...EIGHT-G Lot.881

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夏頃からこのジーンズは完全に作業着になっていた。

外での作業...土が跳ねたり埃にまみれたり汗をかいたり煙に燻されるようなシチュエーションでよく穿いていた。

かつては糊落とし後に何ヶ月も洗わない期間を設けたりしたけれど、もはや一日穿いてすぐ洗うという感じになっている。

 

しかしこのエイトジー、日本のレプリカ文化を経由してできた特濃ジャパンデニムだからか、洗っても全然色落ちしないな〜という印象だ。

この特濃仕様がジーンズの雰囲気を左右する重要な役割となるのではないか、というお話。

 

※前回 

www.sfg.blue

 

様子

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洗濯は主に浴槽で手洗いか洗濯機の弱水流で、いずれもアクロンを使用。

 

 

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ポケットの飾りステッチはもとより、周りのステッチもどんどん取れていっている。

 

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ペンキ剥げの様子。

革自体もうねってきている。

 

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裾の折り返しも全体にダメージが広がっている。

 

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ハニカムの濃淡差は、想像してたよりでてない。

 

マジックナンバー14.5

オリジナルのリーバイス501は基本的に14.5oz表記だ。

まあ、どこからどこまでがオリジナルか、と言ったら種類と年代が多すぎてけっこう面倒な話になったりする。

それはさておき、いわゆるリーバイス501を雛形にしてジーンズを作っていると見られるところでは、14.5ozであることが多い。

 

この14.5oz、生地の穿き心地、耐久性、加工のしやすさ、生地の収縮の仕方...あらゆるニーズに対応できるデニムの厚さなのではないか。

今回のエイトジーは16ozだが、個人的にはもう少し生地の収縮を強く、より捻れてほしかった。

あと、染めが濃いために洗っても色が落ちないというのも、バキバキ根性派から見る場合と、古着的ディティール派からでは解釈が変わってくるだろう。

それらの点からも、ジーンズへの意識が薄い人からすれば、14.5ozのデニムは扱いやすく、使い勝手がいい、最適な厚さなのではないか、と思う。

 

ヘヴィオンス特濃染め

逆に、メーカーによっては23ozとか、2キロあるとか、「とにかく重く」みたいなラインがあったりする。人気もあるようだし、指ではボタンを留めれないから専用の留め工具がある、みたいな逸話も最高だ。

しかし、こういった超ヘビーオンス・特濃染めといった特徴はヴィンテージリーバイス的な方向性とは全く別のところにある。

オールドリーバイスのディティールを追求している人、ヘヴィオンス・特濃を追求する人、まあ他にも色々いるんだろうけど、それらの主張が一緒くたになって扱われているのはなかなか困った話だ。

 

このエイトジーも最初の頃に「いい色落ちにしたければ乾燥機にかけろ!」という言葉を鵜呑みにして変なシワが入ったり革パッチが縮んだりしちゃったし、それとは真逆の「半年は洗わないとか普通!」という言葉を信じたけど、特濃インディゴのおかげで一年近くまともな色落ちをしなかった。

 

それぞれのジーンズにそれぞれ適した手入れの仕方や穿くシチュエーションがある。加えて、個人の好みや生活習慣が影響する。すると、絶対同じ変化をしないジーンズになる。

 

まあ...こういうのもある程度自分で把握できてないと、教えてあげただけで見極めるのも難しいしなあ。