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カビと戦うあなたへ

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なんかめっきり涼しくなったからブーツでも準備するかと靴箱の奥に仕舞い込んでいたレッドウィングと久しぶりに対面したらカビが生えていた。

 

並行輸入品で足幅が細いため足に馴染んでちょっと形が崩れちゃってるレッドウィング。踵がガッツリ削られていたりつま先のグッドイヤーウェルトだかがめくれ上がっちゃってるレッドウィング。欧州のブーツ愛好家がやりがちな「一切ブラッシングしない」ことでボロボロにしようと試みて普通に汚くなっただけだったレッドウィング。なんだかんだいって大切にしていたレッドウィング...

 

そんなレッドウィングのブーツに白い綿のようなカビがコバを中心に薄っすら根を張っている。あー。しかしここで俺は簡単に動揺したりしない。なぜか。革製品を放置するとカビなんて結構生えるからだ。

 

かつて姫路のあたりに住んでいた頃、冬でも洗濯物が乾かないなんて日はなかった。コーヒーの豆を乾燥させて脱臭とかに使ってたけど、一日もあれば乾いてしまっていた。靴が濡れたりしても次の日には同じ靴を履いて出かけていた。

それがどうだ?ここ福井県では冬に洗濯物を2日乾燥させた後にストーブで水気を飛ばしてからしまう。コーヒーの粉を乾燥させるといつまでたっても乾かず、カビが生えてくる。靴なんか濡れたら新聞紙を入れておかないと絶対乾かない。

かなり海に近いこともあるのかもしれないが、とにかく今住んでいるところは湿気が高すぎるのだ。

 

過去にもビジネスシューズと登山靴にカビを生やしたことがある。

そういう時は慌てずに、

1.古い歯ブラシなんかでおおまかにカビを払い落とす

2.ウェスにアルコールを含ませ拭く

3.もう一度歯ブラシで強めに磨く

その後はシュークリームでごまかすなり、何回かブラッシングしていれば自然と元通りになるのだ。

 

なぜ革のブーツにばかりカビが生えるのかというと、定期的に油分や栄養を補給するため、カビの巣の恰好の餌食なのだ。だから俺はその対策として「あんまりクリームを塗りすぎない」ということをやってきた。ところがこのザマだ。浅知恵の付け焼き刃なんて役に立たないのだ。

 

以上のことからも分かるように、湿気が多い地域というのはまるでナウシカの腐海のように放置されているものを取り込み大量繁殖するような、アマゾンもかくやというような微生物の温床なのだ。どれだけ知恵で対抗しようと、圧倒的な気象状況には太刀打ちできない。どれだけ他の地域で便利だろうと、湿気が多い地域で革製品を楽しむことは難しいのだ。俺は深く絶望し、この呪われた地で様々なことを諦めて生活しなければならないと腹をくくった。

 

 

 

 

 

 

...というようなことをよく行くショップの店長に話したら

「そんなん靴紐結んで吊るしとくだけで結構マシんなるでー」

と言われた。

へえ、そうなんだ。