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英字Tシャツが何故ダサいかをAKB騒動から読み解く

 

AKB須藤凛々花が結婚発表をし、おたくのみならずメンバー内からも批判が噴出し、様々な議論を呼んでいる。

そのメンバーの中でも大島優子のインスタライブの過激さは群を抜いており本人も謝罪をした。

www.sanspo.com

 

一方、須藤もただ沈黙するだけでなく、報道陣が集まる中で静かにアンサーを返していた。

nme-jp.com

 

時系列で追うとこうなる

 

・須藤凛々花の結婚発表

・大島優子が「FUCK」キャップで「これが私の気持ち」と動画配信

・須藤、「DAMN」Tシャツで報道陣に対応

 

要はfuckもdamnも単に相手を罵倒する言葉であり、お互いに口には出さずともその気持を服に表して「お前を罵倒している」という意思表示をしていたのだ。(大島優子は多少露骨だが)

海外セレブとか見てる今の若いアーティストは、喧嘩もちょっとはクレバーだね。

 

ejje.weblio.jp

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なぜ二人はクールなのか

一つは喧嘩の仕方がクールだったから。二つはアイテムが洗練されていたからだ。

 

相手を憎く思った時にそのまま口に出して罵ることは馬鹿でもできる。賢い人ほど「え?そんなこと思ってませんよ?」みたいにスカした顔して言外にはっきりとその感情をにじませるのだ。なぜならそれが粋だからだ

 

そしてそれには単にホワイトボードに「お前ムカつく」とか書いて掲げとけばいいという話ではない。カッコイイ書体・カッコイイシルエット・カッコイイイメージのカッコイイアイテムで意思表示をしないと箔が付かないのだ

 

だからこのビーフは須藤の勝ち。粋だったから。須藤はケンドリック・ラマーの話題性やDAMNというワードチョイスも絶妙だった。

大島優子はやり方が露骨だった上に謝罪までしちゃった。ダサい。

 

 

Tシャツの持つメッセージ性の話

服・アクセサリの中には、メッセージを書いても良いアイテムや箇所がある。Tシャツの前面は誰もが認めるメッセージボードだ。自分の好きなものや気に入ったグラフィックを堂々と配置しても良い。

それが今回のビーフに繋がったわけだけど、次は必ずこれを真似する人が出てくる。

「あー!そのTシャツ、須藤が着てたやつだー!」という評価を得たい人たちだ。

AKB周りのファンやアンチ、アイドルも追っているヒップホップの人たち、ニュースに出ていたあのアイテムをオシャレに着こなしてみました的な自称・他称モデル...

 

すると今度はそのアイテムが徐々に浸透していき、全然ファッションに感度がない人でも「あの服なんか見たことある」くらいの感覚でセール割引されているアイテムを手にすることになる。

ファッションに感度がない人は見慣れているアイテムじゃないと嫌だけどみんなと一緒も嫌というとにかくめんどくさい性格だからだ。手に取ってもらうためには書かれている単語をチョチョイと変えてオリジナルの商品にしてあげる必要がある。(そうなっちゃった時点で価値がなくなってしまうなんてちょっと考えればわかりそうなもんだけど...)

 

流れを簡単に起こすとこうなる。

・そのアイテムをチョイスした須藤・大島の二人(上流)

・類似品・同ブランドの衣類が売れる(中流)

・メッセージ性のある衣類が売れる(中流)

・普通のアイテムにメッセージが書かれるようになる(下流)

 

この流れはそのまま上流がそのままおしゃれな人、下流はダサい人だ。

 

上流にいくほどメッセージを伝えたい相手が明確だ

一方下流は「不特定多数にダサく思われなければいいや」と言った感じですごく曖昧なのに、服を「絵」とか「ロゴ」とか「マーク」でしか判別できないから、最終的にペイントだらけ・装飾だらけの服装になる。

 

 

 

英字Tシャツはなぜダサいのか

上流になればなるほど真新しさと違和感の無さが同居した、洗練されたデザインになっている。しかし下流は「とりあえず上流っぽい感じにしとけ」的な投げやりなデザインしか用意できない。下流のアイテムは見た目こそそれっぽいけど全然洗練されていないのだ。鮮度と主張が失われてしまっているのだ。だから流行が下流まで到達した時にそれはもうオシャレとは呼べないようなものになっている。

 

英字Tシャツは手を出してはいけない無条件ダサアイテムに認定されているが、その真相は「何も考えていないダサいやつが手を出すと火傷をする」ということなのだ。

 

これはグラフィックTシャツもそうで、「好きでも詳しくもないもの」が書かれているTシャツを流行りだからといって何の考えもなく着るのはできれば避けたいダサ行為だ。

昨今はドギツいバンドTが流行しているが、何も知らないキッズが裾がラウンドした白タンクトップをチラ見せしながら着ていたりする。ちょっと目も当てられない感じだ。

「メタリカのTシャツはちゃんとレザーかデニムのジャケットと合わせようね」なんてアドバイスを彼らは聞き入れない。彼らの価値基準はWEAR上の評価にしかないからだ。流行パターンをきちんと踏襲できているかどうかが彼らの評価軸なのだ。

 

ダサくない英字Tシャツ

イケてるためには特定の層に向けたメッセージと洗練されたデザインが同居していなければならない。

自分はどういうメッセージを発したいのか。

自分の着ているものは洗練されているかどうか。

この二点を気にするだけで格段にダサさとつまらなさは改善されると思うが、いかがだろうか。

 

 

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