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Tシャツ、しっくりきたことがない問題

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Tシャツは人間の生み出したモノの中でかなり経済を体現していると思う。とにかく消費者泣かせの非情なアイテムだ。高品質・低品質でほぼ別物なのに大多数の人は同じ無地のTシャツとして扱うし、柄を変えれば無限に新たなラインとして製造できるし、ライブで買うバンドTのようにイベント性を付随することもできるし、メッセージを他人に強制的に広告することができるからだ。

 

どうもTシャツ原価300円説を各所でよく聞くが、例えばグラフィック・無地にかかわらずデザイン料がかかってくる。ブランドイメージを維持する広告費もある。輸入・問屋・小売の販売経路…などかかってくる諸経費は各セクションにある。ブランドが一番多く利益を得ているかというとそうでも無いと思う。「シュプリームは300円のTシャツにロゴを書いただけで1万円で販売して9,700円の暴利をむさぼっている、消費者をナメくさった悪徳ブランドだ!」と言うような想像力のない意見が散見されるが、利益が9,700円のTシャツなんて売れたら秒速で億万長者になれると思うよ。ボラれていようが転売だろうが欲しくなっちゃうキッズもアレだけど。

 

では俺はどうやってTシャツと付き合っているのか。

現在、Tシャツの総数は20枚。そのうち普段外に来ていくものは5枚程度。

戦力外の15枚はヨレヨレで部屋着にしているとか着れるシーンが限られているとかなんとなく手放せずにいるとかそんな感じ。

しかし思い入れがあったり好みだからよく着るわけでもない。トータルのバランスやTPOに応じて自分の気持ちを抑えなければならない。「好きな服を着よう」とか「自由にファッションを楽しもう」とかいうのはフェイクであり、オシャレだと他人から評価されたければ人がオシャレだと感じるルールに則って正しい選択をしなければならない。

俺は人からオシャレだと思われたいとはあまり思わないのでそこまで気にしていない。服を選ぶ時は「一緒にいる相手にとって好ましいかどうか」を考えるくらいである。

 

そんな感じだからTシャツもその時の気分で買ってしまい、全然使われないことが後になって判明していくということがよくある。グラフィックが最高で、サイズやシルエットやディテールや生地感なんかどうでもよくなることだってよくある。去年気に入っていたものが、次の年に全然使われないこともある。グラフィックに飽きるし、無地に嫌気が差す。サイズ感のトレンドがちょっと変わるだけですぐ変になってしまう。

Tシャツのチョイスは難しく、しっくりきたことが全然ない。だからこそ面白い。

 

 

そんな風にTシャツを買うので無駄に多くあるわけだけど、手持ちの中から数点を紹介させてもらう。

なぜって?

紹介してーからだよ。

 

 

GOOD WEAR ポケットT

一番着ている。ヘビーオンスで、ザラつきが強く、固い。アメリカンサイズ。汎用性が高く、耐久性もある。Tシャツを一着しか着れなくなる呪いにかかったらこれを選ぶだろう。白を購入予定。

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BOGEN

ボーゲンのTシャツは分厚さはあるものの固さがなく、着心地が良い。シルエットは太め。グラフィックもシンプルでカドがないのでオールシーズン着ている。夏でもスキーのことを思い出せるので、便利。

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バンド・ライブTシャツ群

10年モノからつい最近のものまで。ユニクロバンTのようなキャッチーなものからもう解散したバンドのようなニッチなものまで。普段はあまり着ない。汚れてもいいものだと思っているフシがあるので、主に掃除やアウトドアのときに着ている。我ながらひどい扱いだと思う。

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ビンセントベガ

映画をモチーフにしたプロダクトストア、ビンセントベガ。最高。

隅々まで作り込まれているな、ということがわかる。それはやっぱり映画内においてなぜそのアイテムが使用されたか、どのようなルーツがあるのか、どのように切り取られているかということがきちんと研究されているからだろう。でないと耐久性のない販促ノベルティーグッズになってしまう。デザインの面でも服としても耐久性がある物を前にすると、アガる。毎日をゴキゲンに過ごせる。

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このへんにてお開きです。