古いデニムジャケットにはポケットがなく、不便で仕方ない。
割りとマジで毎日ほぼ同じ格好をしているわけだけどこのデニムジャケットに関してはずっと不満があった。そもそも服というのは防御、収納、所属の表明だと考えており、これに該当すればするほど得で、逆にしないものにはなんなの?という思いがある。
・防御…暑さ、寒さ、ヤブ、コンクリート、日光、雪、銃弾などから身を守る
・収納…最低でも財布、電話、タバコは持ち歩きたい。男だから。
・所属の表明…裸で歩いているとしょっぴかれるレベルからペアルックレベルまで。
収納に関して「カバンかそれに類するものを持てばよい」という意見だが、田舎に住んでいるので車移動がメインになるあたり大きなアイテムは車に積めば解決してしまうため、ちょっと食事やちょっと遊びに行くときには手ぶらでいきたいという気持ちがある。普通はボトムスのポケットに突っ込んでおけば大体OKだがジャストフィットなジーンズを穿いているとそうはいかない。電話は全部収まりきらず、タバコは潰れ、財布は汗が移り湿り気を帯びる。
なので熱心なフェイズにとってジャケットの収納性は必須になってくる…のかな?俺だけ?でも俺は必要だ。正直5月や6月のジャケットなんてカバンの代わりみたいなところがある。だってもう寒くないから。前述の防御の要素は不要になる。しかもただのジャケットならインサレーションもないし、デニムジャケットに関して言えば生地が固くて却って風を通すから寒さも全然回避できないし、正直なところこんなクソ重いものをわざわざ着るのは一昨年あたりから馬鹿らしくなってきていたのだ。
Levi's 70505
件のデニムジャケット。ジージャン、さらにはGジャンなどという表記が散見されるが誰がその名前を考えたのか。G.Iジャンパーの略だってね。
現在売られているようなジャケットにはほぼこの位置にハンドポケットがあり、それは便利である。しかし70505は90年代生産なためかは分からないがそのポケットがない。
収納は左右の胸ポケットが2つ。しかも小さい。メッチャ小さい。電話の頭が入り切らない。タバコが潰れる。財布なんかそもそも入らない。こんなクソ重いだけのものをカッコつけるためだけに着るのは一昨年からバカらしかったんだ。
でもこの位置に胸ポケットとかあったら便利じゃね?通風性がよく、日射を遮るので涼しげだろうし、これから本格的な夏まで活躍しそうじゃない?あーこの位置にポケットがあったらなー!超便利なのになー!ポケットがあったらなー!誰か作ったりしねーかなー!
ポケットを付けていく
これはもう着ないワークパンツです。
リッパーで裂いていく。
これがディッキーズの尻ポケットの正体。
シメていく。
さらにシメていく。
ポケットの原型ができた。
時は飛んでジャケットにミシンで縫い付けましたがポケット付近は生地の重なりが密すぎて端まで到達しなかった、の記念写真。
適宜修正していく。
表から。ここはフラップで隠れてしまうので特に何もないです。
赤い糸でメチャメチャに縫ったらなんとかなったっぽい。
様々なものがスッポリ入り便利。
後付ポケットやデニムのセルフ加工
セルフで切ったり色落ちさせたりするのはマジで良くない。
外見が変わるのは本当にヤバイ。どれだけ自分でうまくできても「何?」という疑問は残る。
このポケットだって多分ほつれて外れかけてきた時に結構テンションが下がってしまうと思う。
しっかり丈夫で堅牢に作られたものを自らの手でバラバラにするなんて金をドブに捨てているようなもので、絶対にオススメしない。この感覚はやっちゃわないとわかんないんだけどね。