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スキーバムというカルチャー

 

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スキーバムというカルチャーがあり、スキーリゾートに住み込み、定職につかず、主にスキーをして生活している人々を侮蔑して、あるいは羨望してそう呼ぶ。

 

スキーを経験したことが無い人からするとトチ狂ってるようにしか思えないだろうこのカルチャーは、世界中のスキーヤーを魅了してやまない。

 

日本には「篭り」という文化があり、こちらはスキーリゾート付近の宿やレストランでタダ同然で働き、住処と食事を用意してもらう代わりに日中はスロープに繰り出せるというものだ。篭りの方は宿とスキーヤー・スノーボーダーの相互扶助であり、かつそれがほぼタテマエであるというのがなんともトラディッショナルな感じである。住処や食事を取り上げられたら死んでしまうため、スキーヤー・スノーボーダーの立場は圧倒的に弱い。ホテルに「住まわせて」「手伝わせて」「いただく」のである。

 

一方スキーバムは自立しており自律しなければならない。貯金や労働のバランスを考え、野垂れ死ぬかパウダーをヒットするかの選択を常に迫られているからだ。しかしスキーバムは雇い主のゴキゲンを伺う必要はない。宿も店もたくさんあるので条件が悪いならこちらから願い下げだ。孤独である分、本当の自由を得られる。

 

俺もまたスキーバムであった。過去形なのは職についたからではなくスキーリゾートを離れたからである。今考えると平均的な起床時間が10時を過ぎてくるあたり、あまり熱心なスキーバムではなかったけどスキーバム生活を経験できたのは本当に良かったし義務教育期間と同じくらいの収穫があった。スキーの腕だけではなく、スキーリゾートをめぐる経済の流れ、パウダーやランチスペースを求める人々の心理、土地・資本・名前の本質的な強さ、そこで生きる不自由な人と自由な人などを学べたからだ。あとお金がなくてもなんとなく楽しく暮らしていく方法とか。

 

人間は本来自由であり、自分の人生を自分で選択していかなければならない。何が重要か、何のために生きているのか、誰のために生きているのか。その辺がはっきりしていないと本当に欲しいものはいつまでたっても得られないままである。俺ははっきりしていないから今のところ何も得られていない。しかしスキーをしていた時間、ターンを切るその一瞬、加速するその一瞬には、俺は確実にスキーをするために生きていたのである。

 

孤独だからこそ自由であるスキーバムだが、同じ境遇の者同士はやはり「お互いやってんな」という共犯意識的な親しみを感じる。おそらく同じような苦労と悦楽を味わってきたことが想像できるからである。

 

 

スキーバム商会GWプレオープン決定!

EAT SKI SLEEP in 白馬

日程:4月29日(土)・30日(日)および5月3日(水)〜7日(日)

時間:午前9時〜午後5時

会場:「珈琲 せんじゅ」さん隣接のフリースペース

住所:長野県北安曇郡白馬村北城 白馬村大字北城5848−1

 

 

というわけで今年のゴールデンウィーク、4月29日から5月7日までの期間でプレオープンする「スキーバム商会」に行こう。

長野へ旅行に行く人、松本へ帰省する人、大町に用事がある人、小谷村を経由する人。もちろん白馬へスキーに行く人。

ほっぽり出す訳にはいかない属している社会があるというまともな感性の大多数の人でもお手軽にスキーバム気分が味わえること請け合いだ。

 

スキーバム商会は17/18シーズンにオープン予定!刮目せよ!

 

skibum.jp

 

[最終更新:2017/10月18日] 

 

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