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けん玉-KENDAMA-の話

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昔懐かしいけん玉という遊びが海外ではKENDAMAとしてストリートでクールな進化を遂げたということはみなさんがご存知のところだろう。

テレビなどのメディアでも国内外を問わずけん玉プレイヤーが出演しているし、なによりけん玉の種類やメーカーも右肩上がりに増えている。

 

とはいえ、日本においては結構昔からきちんと協会が設立されており、段位認定などもある由緒正しい遊びなのだ。

日本けん玉協会(英名:Japan Kendama Association)は、けん玉の伝承・普及を目的として、1975年5月5日に創立した協会です。今日では、わが国におけるけん玉界を統括し、国際的に日本を代表する団体(公益社団法人)として、次に掲げる内容を事業の主眼としています。

はじめてのけん玉 | 公益社団法人日本けん玉協会

 

いまや世界規模の大会が開催されるほどまでになったが、どうやってここまでのムーブメントに至ったのだろうか?

これまでの経緯と現在のシーンを見てみよう。

 

けん玉を見つけた男...JPオークレア

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JP Auclair, Skiing and Kendama pioneer killed in avalanche.

 

けん玉が世界の目に触れるきっかけになったのはある一人のスキーヤーからだ。

JPオークレアというプロスキーヤーが撮影のために日本に訪れた際、けん玉を発見

重力の物理法則では考えられない動きをするというところで、けん玉とフリースタイルスキーに共通点を見出したのかもしれない。

そのビデオ"SKI PORN"にはJPのけん玉プレイがオマケとして収録された。

これを見た世界中のスキーヤーは謎の木工玩具の手軽さ、奥深さに魅了されていくこととなる。

そして、いまや各国にけん玉ブランドやファクトリーができるまでになったのだ。

 

JPのプレイは以下のリンクから

Kendama - UP1.2.1 bonus - Video

ちなみにJPは2014年に雪崩事故で若くして亡くなっている。合掌。

 

けん玉プレイヤー

ZOOMADANKE(ずーまだんけ)

コダマンこと児玉健とイージーこと飯島広紀のコンビ。

けん玉パフォーマーとして世界中で活躍している。

zoomadanke|ず〜まだんけ

 

Bonz Atron

アフロヘアーが特徴的。

2014年にけん玉ワールドカップで優勝して以降、Catch&FlowやMKOでも優秀な成績を納め、業界にその名を轟かせた。

人をアッと言わせるような独創的なプレイスタイル。

 

Jake Fisher

弱冠にして数々のタイトルを手にしているジェイク。

難易度の高い技を正確に、観衆の前で繰り出すメンタルは測り知れない。

大会では靴を脱いでプレイしているあたりからも、プレイヤーというよりアーティストのような雰囲気を感じる。

 

GALLAGHER TWINS

ザックとニックの双子の兄弟。ニックはMKO2017で優勝している。

スウィーツのプレイヤーとして頭角を現している。

 

インスタグラムで蠢くモンスタープレイヤーたち

なぜかはわからないけど、国内外問わずけん玉プレイヤーは主にインスタグラムに生息し、日々動画を上げたり交流していたりする。

日々の練習風景からプロモーション動画まで、初心者からレジェンドクラスまで多種多様だ。

けん玉の上達のためにも、インスタに投稿しているプレイヤーの動画はとても参考になる。

 

どのけん玉を選べばいいか

最近では玉部分にラバー塗装やシリコン塗装をして滑りにくくなっている。

というか、昔ながらのステイン塗装では滑ってしまってよっぽどの上級者じゃない限り、もしかめや世界一周のようなオーソドックスな技しかできないと思う。

今から始めたい、フリースタイルなトリックを決めたいと言うのであれば、玉は滑りにくいラバーかシリコンにするべきだ。

 

TK16...タミワ玩具

TK16は耐久性もあり、トータルのバランスも非常にいい。

そこそこ重く、音はしっかり高く鳴る。安くて高品質。

最近デザインをガラッと変え、ようやくラバー塗装も販売するようになった。

ズーマバージョンのPVもできてるようだし、今後の展開に期待だ。

 

大空...山形工房

けん玉コーナーで見るのは大抵この大空だ。

若干木が柔らかかった印象があるが、数年前の話なのでなんとも言えない。

プレミアム塗装が滑りにくくオススメだ。

 

Sweets Kendama

 

ポップで明るいハンドペイント玉が魅力。メープルを使ったハイクオリティラインなどをいち早く手掛けたパイオニアでもある。

ミネソタけん玉オープン、通称MKOを主催するなど、影響力は大きい。

Minnesota Kendama Open 2017

 

KROM Kendama

 

デンマークのけん玉メーカー。先述のボンズやジェイクをはじめ、名だたるプロが在籍している。剣のシェイプや玉の塗装なんかの工夫に余年がなく、モデルごとに使い心地がぜんぜん違う。

SLAYDAWGというモデルが発売された時、オフィシャルサイトでは一瞬で在庫がなくなったなあ。

 

けん玉ってどこで買えるの?

実際に触って試してみて気に入った物を買いたいという気持ちはよく分かる。

ホームセンターやおもちゃコーナー、ヴィレバンみたいな雑貨屋でも売ってるのを見たことがある。

しかし、こういうところに並んでいるのは大抵上記の大空かTK16。もし海外メーカーのけん玉が欲しい場合は、各地にあるけん玉専門店に行く必要がある。

 

オンラインの場合はアマゾン、楽天などの出品もそうだが、GLOKENもチェックしたい。他のオンラインショップにはないレアなものや、GLOKENオリジナルが売られていたりする。

www.gloken-shop.net

 

あるいは、各メーカーの通販サイトから直接購入するのもいい。

日本では在庫切れのものや新発売のものなどがあったりするし、ほとんどのショップ・メーカーは海外発送に対応している。

Sweets Kendamas

KROM Kendama by players for players

Kendama USA, The #1 Kendama Store

 

www.sfg.blue

 

けん玉のすすめ

けん玉をカテゴリ分けする時に、スキルトイに入れるかストリートに入れるかちょっと迷ってしまう。

スキルトイというのはヨーヨーやこま、ディアボロのような、トリックを組み合わせる曲芸的な遊びだ。正確な動きやバランス感が要求されたりするなど、けん玉もスキルトイの要素が強い。

一方ストリートというのは、スケボーやダンス、果てはフリースタイルスキー・スノーボードのように、路上がプレイフィールドのスポーツのことをここでは指す。専門の施設がなくても遊ぶことが出来る点ではストリート色も強い。

なによりけん玉の本質は、普段見慣れている物理法則では考えられない動きを、玉・紐・剣で表現するところにあると考える。

シンプルで手軽。だけど、難解で奥が深い。

 

今ムーブメントもグイグイ動いているし、テレビや動画を見て「やってみたいけどこんなのはどうせ無理だよな」とか「かっこいいけど自分ができる気がしない」とか言う前にやってみることだ。

けん玉は、技の習得に特殊なレッスンやペーパーテストを必要としない。練習しているとなんとなくできてしまうものだ。継続するのに費用はかからない、場所もとらない、メンテナンスも必要ない。とにかく練習あるのみなのだ。

なんとなく見よう見まねでやっていればある程度はできるようになっていく、というのもはじめるハードルを低くしている要因でもある。

 

なにか新しいことに挑戦したいというのなら、ぜひけん玉がおすすめだ。

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