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【ジーンズの裾上げに関するアレコレ】A.P.C. PETIT STANDARD 裾上げ…いかにして行われたか

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大方のジーンズは裾を長くとっており、それが必ずしもあなたのくるぶしあたりにピッタリ合うとは限らない。ほとんどはものすごく裾を余らせることになるだろう。それを無視して折り返す穿き方もあるにはある。

だが、ジャストサイズで穿きたいという場合に裾上げは必須だ。

今回は裾上げに関するアレコレの話だ。俺がA.P.C.プチスタンダードを買った経験に基づいてどのように裾上げをするのがいいか、書いた。今からジーンズを買いに行くという人も、既に買ったけど裾上げせずに持って返って途方にくれている人も、要チェックだ。

 

パターン1:裾直しを業者に頼む

業者に頼んで裾上げをしてもらえば、ほぼ確実にいい結果が得られるだろう。

「ほぼ確実」としたのは、業者によってその力量に差があるからだ。デニムヘッドの細かい指示を「めんどくせー客」ととらえる業者も残念ながらいる。

その中でも、信頼できる裾上げを行っているところをピックアップして以下に紹介する。

 

A.P.C. STORE

パンツの裾直しに限り、対象店舗で無料にて承ります。セール品は除く。
商品出荷時に同梱のお買い上げ明細書と商品をご持参の上、店舗へご来店ください。

直営店では、シングルステッチ仕上げなら無料で裾直しができる。最初にしてもらえばよかった。

 

【楽天市場】JEANS(ジーンズ) > ジーンズ 裾上げ:洋服リフォーム【STITCH&STITCH】

ジーンズのチェーンステッチ裾上げ | denim bridge

洋服リフォーム、お直し専門店などは裾直しの折り返し幅や縫い代まで細かい注文も可能。ユニオンスペシャルでのチェーンステッチもできる。すごい。

 

パターン2:自宅でジーンズを裾上げする方法  

しかしとにかく俺は「一日でも穿いていたい」という強い欲求があった。裾上げをしてもらうちょっとの時間も惜しかったのだ。裾上げを自分で・自宅で行えば、「待っている」時間は最小限まで短縮できる。バカだから目先の欲求に勝てなかったのだ。

 

あとは、流行り…というか一部の”オシャレな”人がやっている、オーバーサイズのジーンズの裾を長〜く捲り上げて履くスタイル、そもそも奇を衒うだけのしょーもない遊び、ジーンズへの冒涜、ブーツまで買うお金がない、フェイク、などその他、が鼻についたのでそろそろ裾上げしようかなという気になってきたというのがある。

 

諸々の理由で、今回はジーンズの裾上げを自分で行った。

 

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最初にまち針で裾の位置を決める。ちょっと長めにしておけば失敗しても折り返して穿けるけど、短すぎるとツンツルテンで取り返しがつかなくなる。だから理想の丈よりも気持ち長めでとるのがいいのではないかと思う。

「デニムはくるぶし丈で裾上げしましょう!」みたいな無責任なオススメをよく見るが、あれはただの流行りだからやめたほうがいい。いいジーンズはこの先何年も穿けるから。

裾をめくり返すのはギリ我慢するとして、セルビッジじゃないのは一体なんなのか。奇抜なことをして目立つしか能がないモデルの真似を廉価ジーンズでするダサいフォロワー、終わっている世界。

 

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まち針の位置からみて2回折り返すところに線を引く。ここで切る。

 

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反対側も同じだけ。切る。

 

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2回折り込んでオリジナルの裾幅になるよう合わせていく。

 

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折る。デニム記事は予想以上に厚くなるので最初は少し浅めに折る。

 

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アイロンで折り目をつける。 

 

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2回折り込む。デニム地が重なる部分はハンマーで叩くとミシンが通りやすいが今回は面倒だったので叩いていない。つまり叩かなくてもやれる。(叩くことを推奨します)

 

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ミシンで縫っていきます。切った裾をよく見て幅などコピーするように。ミシンはデニム針を使用しないと折れる。裁縫屋さんに言ってデニム針とデニム地用のステッチをくださいと言うと買える。

今回、細かい番手や下糸上糸の太さの違いなどは面倒なので気にしなかった。

こだわる場合は、色と光沢とステッチ幅を合わせると、だいたいうまくいく。もちろんこれには試し縫いや色合わせが必要になる分手間は増える。蛍光灯下、太陽光下、巻きの状態、デニム地に縫い付けられた状態でステッチの色はそれぞれ変わって見える。こんなの合わせるのめんどくせーと思うだろ?だから俺は気にしなかった。

 

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大部分はデニム地3枚重ねだが、セルビッジ部は2×3で6枚重ねなので、ミシンを止め、手回しでやる。

 

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内側重ね部は4×3で12枚重ねなので、手動縫いに加え、引っ張るか押すかなどして生地を送ってやるなどの工夫がいる。重なったデニムはとにかく固く、厚く、やさしくかつ大胆に作業を進める必要がある。

ここをハンマーで叩くと多少楽になる。今回は面倒だったので叩いていない。つまり叩かなくてもやれる。(叩くことを強く推奨します)

 

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できる。

 

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下がオリジナルで上が今回縫ったもの。

 

 

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快適そのものである。

 

 

 

ミシン以外で用意するもの

・デニム針

・デニム地用ステッチ

・ハンマー

・アイロン

 

裾上げはいつするのがいいか

日々語られており様々な通説が流れる、ジーンズの裾上げをいつするか問題。

 

リジッドジーンズは糊を落とし、洗濯をすると大きく縮んでしまう特性を持つ。

しっかりリジッドのまま穿き込み、いい感じになったジーンズの糊落としをしたら想像以上に縮んでしまってツンツルテンになっちゃった...というのは避けたい事態だ。

なので、基本的にジーンズはファーストウォッシュまでは裾上げをせず穿くというのがデニムヘッズの中では一般的だ。

最初は折り返して穿いて、洗って縮んだら適切に裾上げしてもらうという感じだね。

 

ただ、必ず糊落としをせずに穿き込んでバキバキに仕上げなければいけないわけではない。大抵の場合は最初に糊落としをしてしまうのがいいだろう。リジッドジーンズといってもブランドやアイテムごとに生地の縮み率は全く異る。特にジャパンメイドのジーンズは大きく縮む。リジッドから穿いていくのは、それが把握できるようになってからが好ましい。

 

一方でNoodie JeansやA.P.C.ではジーンズをリジッドから穿き、余り洗わないで、穿いていくうちにできるシワに沿ったコントラストのキツイ色落ちを出すのを推奨している。半年も穿けば、全く縮まなくなるとも聞く。そのため、洗濯してもあまり大きくは縮まず、リジッドから穿いても裾やアタリがズレにくい。こちらは難しいことを考えなくても、最初から素直に裾上げして、素直に穿けばいい。

 

【追記文】

A.P.C.のジーンズはそもそもあまり縮まないと言われているが、リーバイスなどが「縮めてフィットさせる」というシュリンクトゥフィット方式だったのに対し、

A.P.C.は「穿いて伸ばすことでフィットする」という感覚だ。

 

これは実際に数ヶ月穿いてみた感じから。買った当初は穿くのにも一苦労だったのが、今では簡単に足を通せてボタンをかけることができる。

また、生地の織り具合を防縮加工なしの他のジーンズと比較してみるとプチスタンダードはとにかく目が細かい。

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ゆるい生地を洗って縮めるというよりもキツい生地を穿きながら伸ばしていく感じだ。

  

チェーンステッチ?シングルステッチ?

A.P.C.ジーンズの裾はそもそもがシングルステッチ仕上げなため、家庭用ミシンでも違和感なく裾上げできる。

 

A.P.C.やヌーディジーンズはリジッドの状態で長く穿くこと、なるべく洗わないことが推奨されている。そういうふうに洗濯回数が少ないジーンズにはセルビッジのデコボコや縫い代のデコボコ(キャタピラとかブリブリとか呼ばれているアレ)などは出にくい。

洗濯→乾燥を繰り返し、デニム生地が伸縮を繰り返してよれていく過程でつく色落ちだからだ。洗濯をしなければそもそも生地の伸縮が起こらない。

 

なので、そういったデニム生地の伸縮を利用するアジのある色落ちはA.P.C.やヌーディのジーンズでは起こりにくく、アジ重視の色落ちのための加工もそれほど必要ないんじゃないか...と思うのである。 

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これは手持ちの別のジーンズ。月イチくらいの頻度で洗濯をすれば、写真のように裾のアタリが斜めに走る。

 

もしこういったアジのある色落ちにしたい場合、及びあなたのジーンズがヴィンテージだったりレプリカ系でチェーンステッチの場合はこちら。

 

item.rakuten.co.jp

 

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[最終更新:2017/8月10日]

 

 

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