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服を買い換えない、というライフハック

形あるものは必ず壊れるし、整っているものはいつかバラバラになる。

きちんと形をなしているようにみえる服の生地だが、意図が折り重なってできている以上、つついたり引っ掛けたり燃えたりするとすぐに傷がついてしまう。

 

捨てて買い換えるのは簡単だ。小さな傷だけで他の面積部分の価値が失われると思うなら、高くない費用と引き換えに新しい物に交換するといい。

リペアするという手もある。上手にできるなら立派なものだ。家庭科の授業に裁縫のカリキュラムが消えた現在、自分で針と糸を駆使して恥ずかしくない補修ができる人がどれくらいいるのか、という話だが。

 

そしてもちろん、その傷を放って置くこともできる。

多少の傷なんか気にしなくても生活は送れるし人間関係は築ける。自分にとって耐えられない事象から目をそらし、何食わぬ顔で服を着ることが出来るというのはもはやスキルであり会得するべきライフハックなのだ。全人類が服の小さな傷を耐えることができれば、世界中の衣服の無駄な消費は減り、工場で無駄に排出される廃棄物は減り、経済が整理され回り道が減るだろう。

あなたの服の傷、一度知らないふりしてみませんか?

 

実際の服の傷

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レインジャケット…バックパックウエストベルトの擦れ

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ダウンベスト…焚き火だった気がする

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インサレーションジャケット…タバコ

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フィールドパーカー…古着なので原因不明

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ペンキをこぼした

 

 

ダメージとか汚れとかアジで済まされないレベルのものがあるとしてそれで着用不可能になるわけではないので、結局頻繁に着ている。

元々貧乏性なのでモノは壊れるまで使うし壊れても使い続けるので自分のセットアップにはあまり流動性がない。

 

服ってそんなに買い替えますか

買った服をなんか違うなとクローゼットの奥にしまいこんでから1年後とかに意外にいいんじゃないかと引っ張り出すことや、ジャンルやテイストや用途が違うけど違和感なさそうだから合わせてみるみたいな感じで中々服自体を買い換えない。

というのもそもそも俺は様々なものを衝動的に買う癖があるためまったく計画性のないワードローブになっており、サイズが違うなども日常茶飯事である。

しかしテキトーにとはいえ自分が選んだ服をあまり着ないまま古着屋に持っていくのはゴキゲンではないしそこまで金銭的な根性もない。

 

そんなゴチャまぜのカオスから偶然の妙でピッタリハマる組み合わせができたりするから不思議なものである。

1つのアイテムと長く付き合うと今までとは違う一面をふと見せてくれたりするということが稀ではあるがあったりするので、多少のダメージで捨てたりすることが俺にはできない。

 

結局、環境や経済格差の面でも服はあまり買い換えないほうが良い影響が大きい。これを、消費社会とマウンティングのために次々と買うという神経が俺には欠けている。

新作を追い続け、ラインナップをコンプリートするのは楽しいだろう。しかし、その中には既にもう二度と着ないというものが含まれているはずだ。

 

着ないものを増やしていくより、着るものの精度を高めていくことに注力したいと、今はそう思う。